髪は女の命、私にとっては

「髪は女の命って言うでしょ」
ドラマだったか映画だったか、覚えてはいないけど覚えてる。
小さい頃から癖っ毛の太くてボサボサの髪をコンプレックスに思っていた私にとって、呪いのようにも感じた言葉だった。

HAIRICHE(ヘアリシェ)育毛エッセンス

サラサラの髪の毛をもつ友達が羨ましくて、人それぞれ髪の悩みはあると分かっていても「ストレートヘア」の時点であなたは“勝ち”でしょ、なんて捻くれたことを思いもしたものだ。

高校生の頃に初めて「縮毛矯正」をした。まるで自分のものとは思えないサラサラで艶々の髪に感動した。朝が憂鬱になることもなかった。でも、どうしたって髪はまた伸びて、その度に私は鏡を見て憂鬱な気持ちになる。

バイトを始めて、自由に使えるお金がある程度増えるとヘアケアグッズを買い漁った。毎晩、毎晩、サラサラで艶々の髪の毛を手にしたくてヘアオイルをつけた。それは願いかもしれないし、呪いだったのかもしれない。次の日も私の髪はボサボサで、泣きたくなった。
大人になった私は、美容師さんにアドバイスを聞くという方法を覚えた。美容室は大好きだった。ボサボサの私の髪がただブローしただけでまるで魔法みたいにサラサラになるから。

美容師さんがくれるアドバイスは的確で、残酷だった。髪質はどうしようもない。変わらない。パーマや縮毛矯正をしても新しく生えてくる髪は変わらない。自分の髪と上手く付き合っていくしかない。

分かっていたけど、絶望した。生まれつきサラサラの髪の毛をもつ人はなんの努力も求められないのに、どうして私だけこんな思いをしなくちゃいけないんだろう。たかが髪、されど髪。女の子には重要すぎるほどのコンプレックス。
私はいくら努力して願っても、テレビの向こうにいる可愛い女の子のような髪の毛にはなれないんだと諦めた。