お金に換えられないもの

 彼とは出会い系サイトで知り合った。サイトで3人ほどお見合いしたが、ルックスは普通、女子として一番重要な経済的な部分は自営業でどれくらい稼いでいるかわからず私の中では全くと言っていいほど番外であった。しかし、彼は誰よりも一番明るく、仕事で疲れている私の心を、いつも元気にさせてくれるような魅力があった。ほかの方ともお付き合いしていたが結局うまくいかず性格の良い彼と友達感覚で交際を始めた。

20代の若い女性を恋人に!自衛隊にオススメの結婚相談所!

付き合って間もない頃から束縛されていたが、それも心地よかった。デートも私の都合で日程も選ぶことができたがいつも希望の日程が通るのが怖いくらいだった。少しずつこの人本当に仕事しているのかなと考えることが多くなっていった。

心配になった私は、彼に追求してみた。彼はうつむき加減で仕事はあるが単発で収入が少なく在宅でバイトしていることを打ち明けてくれた。なんとなくわかっていたことであったがショックだった。そして残念としかいえなかった。私の中では恋人を探すぐらいの余裕があるんだから、経済的にもある程度余裕があるんだろうと考えていたから。

そんな真実を知ってから少し気持ちが離れていった。彼は相変わらず優しく私に接してくれていたが、私の中の強欲さは消えていなかった。男性はお金持ちで女性を支えてくれるものと信じていたから。そんな気持ちのままでいたため、私は白馬の王子様の出現を待ち望んでいた。そしてまたSNSに応募した。今度こそは運命の人と思うような素敵な男性見つけた。一瞬で好きになった、そして彼が鬱陶しくなった。

そんな彼との別れ話は揉めたが私の気持ちが変わらないため彼は泣く泣く手を引いてくれた。別れた後も彼は度々連絡をくれ、私が元気でいるか心配してくれた。しばらくの間私はレクサスに乗った白馬の王子様を見つけたと舞い上がっていたが、付き合うにつれ白馬の王子はただのだらしないおっさんだった。
そして恋は盲目といったもので、お金も持っていかれるような事態まで発展してしまった。

お金に執着してきた自分が本当に情けなかった。理想を追い求めたことにより大事なお金や時間を無駄にしてしまったことをとても悔やんだ。そんな傷ついて帰ってきた私を、何も言わずに受け止めてくれたのが彼である。人として何が大切であるか教えてくれた。今でもそんな彼と仲良くWIN・WINの関係で付き合いを続けている。